後輩の指導というのは難しいものです。

先日も別の記事で、私が後輩に熱血指導をして嫌われてしまったというお話をしましたが、自分が良かれと思ってやっていることでも、相手にどう伝わるかはわかりませんから注意が必要です。


しかし、仕事を覚えてもらわないことには話になりませんから、後輩に指導することは必要不可欠。

できるだけ効率の良い指導をしたいものですよね。

特に今、“中堅”と呼ばれる年齢層の男性社員の人は、仕事でチームを率いる立場に立つことも多いと思います。

そうなると、仕事のできない後輩には、イライラすることも頻繁にあるのではないでしょうか。

そこで今回は、私が実践してきた中で効果的だった後輩の指導方法をお話していきます。

後輩の性格を分類しながら紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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後輩のタイプを見極めた3つの指導法


十人十色とか百人百様という言葉もある通り、人にはそれぞれタイプや特徴ががあり、ひとまとめに括ることはできません。

ある後輩には効果的な方法でも、別な後輩にはまるで役に立たないということもあるんですね。

ですから、まずはその後輩がどんなタイプなのか、これを見極めることが大切です

と言っても、そんなに事細かく分類する必要はなく、おおまかな傾向さえつかんでいれば十分ですから、代表的なタイプについて説明していきましょう。

仕事のできない後輩にイライラする~効果的な指導法はこれ!

自信過剰気味の生意気タイプ


これは、いわゆる“プライドが高いタイプ”ですね。

学生時代の成績が良かったり、クラブ活動などで表彰の経験を持っていたりなど、なんらかの“過去の栄光”を持っていることが多いものですが、あなたの後輩にもいるんじゃないでしょうか?

私が指導した中にも、学生時代に陸上競技の県大会で2位に入賞したという後輩がいました。

その成績は素晴らしいものですが、会社の仕事には直接関係ありません。

でも彼は、常にそのことを自分のよりどころにしているようで、いつも自信ありげな態度を取っていたのですが、それが先輩である私の目には生意気に映ったものです。

だから、ついイライラして、その後輩の鼻っ柱を折ってやりたくなりましたが、それは逆効果なんですね。

このタイプは、プライドを崩されると、驚くほど反抗的になるか、極端に自信をなくすかのどちらかで、いずれにしても仕事の戦力にはなってくれません。

そこで考えたのが、次のようなアプローチでした。

プライドが高い後輩に効果的な指導法


このタイプは、プライドを崩してはいけないのですが、ただ褒めたり持ち上げたりしてもいい気になるだけです。

そこで、『プライドを上手く利用する叱り方』をすることが大切なんですね。

私がよく使った言葉は、「お前ともあろうヤツが、なんでこんなくだらないミスをするんだ?」というものでした。

これは、後輩のプライドをくすぐりますし、それでいて叱るべきところは叱っていますから、後輩としてもなおさざるを得ません。

他にも色々とバリエーションが考えられると思いますが、先輩から言われる「お前ともあろうヤツが」というフレーズは効果的ですから、ぜひ覚えておいてください。



すぐに傷つく弱腰タイプ


生意気なのも扱いづらいですが、弱腰で、ちょっとしたことで自信を失くしてしまうタイプの後輩にも手を焼かされるものです。

仕事ですから、ときにはイライラして、ついキツイ言い方をしてしまうこともあるものですが、それですぐに傷つかれてしまったのでは、先輩としてやりにくくてたまりません。

でも、こういうタイプって意外と多いんですよね。

あなたにも、すぐに思い浮かぶ後輩がいるのではありませんか?

私が指導した中にもたくさんいましたが、女の子で一人、すぐに泣き出しそうな顔をする後輩がいて、その子にはずいぶん困ったものです。

女の子だったから余計にそうだったのかもしれませんが、イライラしてキツく注意すると、まるで私がいじめているようで、罪悪感を抱かされることもありましたよ。

このタイプには、次のようなアプローチが効果的だと思います。

傷つきやすい後輩に効果的な指導法


ちょっとでもキツイ言い方をすると自分の殻に閉じこもってしまいやすいですから、頭ごなしに叱るのは厳禁です。

このタイプの後輩は、できるだけ良いところを見つけて、それを褒めてあげるようにしましょう。

要は、自信を持たせてあげるということですね。

こんなことを言うと、「なんで後輩のご機嫌取りをしないといけないんだ?」なんて思われるかもしれません。

というより、実際に私はそう思いましたが、傷つかれて落ち込まれても仕事は前に進みません。

会社の業務を円滑に進めるための手段の一つとして、割り切って褒めるように心がけたものです。

それに、いつまでも褒め続けていなくても、ある程度自信を持たせることができれば、多少は打たれ強さもついてきます。

言ってみれば、そこまでが勝負です。

自信を持たせながら、少しづつ注意されるのにも慣れるように、“アメとムチ”ではありませんが、両方の加減に気をつけるといいでしょう。

学生気分の抜けない脳天気タイプ


一番扱いづらいのはこのタイプかもしれません。

良く言えば明るい性格なのですが、責任感がなく失敗しても他人事のようにしかとらえず、キツく叱ってもどこかうそぶいているような、箸にも棒にもかからないタイプですね。

「なんでそんな無責任な考え方ができるんだ?」と思うほど、理解不能な態度を見せることもあります。

このタイプも、必ずどこの職場にもいるでしょう。

実際、私が一番手を焼いたのが、このタイプの後輩でしたね。

とにかく見ているとイライラしてしまい、その後輩のせいで体調を崩してしまうんじゃないかと思うほどでした。

色々工夫してみたのですが、最終的にはお手上げ。

そこで、次のようなアプローチをすることにしたんです。

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無責任な後輩に効果的な指導法


「こんなヤツ、オレの手には負えない!」ということで、他の同僚にも頼んで複数で面倒を見ることにしました。

これは別の記事でもお話していますが、自分一人で抱え込んで埒があかない場合には、できるだけ他の人の力を借りたほうが賢明です。

いろんな先輩から指導を受けることで、後輩の側にも気づくことがあるでしょうし、それに人には相性というものもあります。

自分の言葉では何も効果がなくても、別の先輩から言われたことには大きく反応するということもありますから、なるべく多くの人と接する機会を作ってあげましょう。

それが後輩の成長のためにも、また先輩であるあなたの精神衛生のためにも大切なポイントです。

すべてを一人で抱え込んでもイライラするだけですから、周囲の人と協力しながら、上手に後輩を指導していきましょう。

終わりに


仕事のできない後輩にイライラするという人のために、タイプ別に効果的な指導法をお話してきましたが、いかがでしたか?

簡単にポイントをまとめると、次のようになります。

  • 自信過剰の生意気な後輩はプライドを利用して指導する
  • 傷つきやすい後輩は良いところを見つけて褒めてあげる
  • 無責任な後輩は一人で抱え込まず複数で面倒を見る

ということですね。

細かく見れば、他にも色んなタイプがあると思いますが、まずはこの3つのタイプの対処法を知っていれば応用できるはずですので参考にしてみてください。

人を指導するというのは、何かと難しいものですが、それを通じて自分自身も成長していくものです。

私も負けそうなときがありましたが、なんとか乗り越えられました。

あなたも負けずに、がんばってください。




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