文化系のクラブの中でも、厳しいところが多いのが吹奏楽部ですね。
特に、コンクールなどで入賞しているところになると、先生の指導も厳しく、吹奏楽部全体にシビアな空気が漂っていることも多いでしょう。
すると、どうしても先輩は後輩に厳しく接するようになります。
それは仕方ないことだとわかっていても、あまりにも厳しい指導が続くと、先輩のことが嫌いになってしまい、部活を辞めたくなることもあるでしょう。
その気持ちは、よくわかります。
でも、辞める前にもうちょっと考えてみましょう。
そのためのヒントになりそうなことを、これからお話していきますね。
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何よりも大切なことは
ます確認してみてほしいことがあります。
それは、あなたが吹奏楽部そのものを続けたいのかどうかということ。
吹奏楽部に興味がなくなったというのなら、無理に続ける必要はありません。
大切な青春なのですから、本気でやりたいことに取り組む方がいいでしょう。
でも、吹奏楽部のことは好きだいうのなら、慌てないほうが良いですよね。
そして、“先輩が嫌い”という気持ちと“吹奏楽部が好き”という気持ちの、どっちが強いのかをよく考えて比べてみましょう。
さらにもう一つ付け加えるなら、その2つの気持ちの“どちらを勝たせたいのか”ということも考えてみてください。
そこで出た答えが、きっとあなたの本心のはずです。
もし“先輩が嫌い”という気持ちが強くて、さらにその気持ちを勝たせたいのなら、すぐに辞めたほうが良いかもしれませんね。
でも、“吹奏楽部が好き”という気持ちの方が強いとか、あるいはそっちの気持ちを勝たせたいのなら、がんばってみましょう。

先輩とは言っても
多分、あなたの先輩はとても厳しくて、一緒にいるとプレッシャーを感じてしまうんだと思います。
「先輩があまりにも厳しいから、緊張して上手く吹けない」と思うこともあるでしょう。
でも、よく考えてみてくださいね。
学生時代の1年や2年って、ものすごい開きがあると感じるでしょうが、実際にはほとんど歳が変わらないんですよ。
大人から見れば、先輩もあなたも同年代なんですね。
ということは、先輩だってそんなに心が強くはないんです。
もし、コンクールなどで優勝を目指していて、先生から厳しい指導を受けていれば、先輩もプレッシャーを感じているはずです。
そして、先輩という責任があるので、なんとかして後輩を指導しないと、自分が先生に叱られてしまうという状況にいるのかもしれません。
だから仕方がないというわけではないんですが、そういうことを想像してみると、先輩だって大変な思いをしているかもしれないということがわかりますよね。
そう考えられれば、先輩が敵ではなく、似たような苦労をしている仲間だと思えるかもしれませんよ。
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絶対うまくなってやる!
「先輩も苦労しているのかもしれないけど、やっぱり嫌いだ」と思う人も多いでしょう。
無理に好きになる必要はありませんよ。
でも、先輩が厳しいことを要求してくるのなら、嫌いという気持ちをバネにして練習をがんばってみてください。
「絶対うまくなってやる!」という気持ちで練習してみましょう。
目標は、先輩が文句を言えないくらいまでうまくなること。
ぜひ、それを目指してみてください。
終わりに
吹奏楽部って厳しいところが多いので、先輩を嫌いになるという話もよく聞きます。
その気持ちはよくわかりますが、吹奏楽部そのものが好きだったら、少し踏ん張ってがんばってみましょう。
意外と、つらい経験って後で振り返るといい思い出になるものですよ。
先輩を無理に好きになる必要はありません。
嫌いなままでも良いので、その気持ちをバネにして、どんどん上手くなっていきましょう。
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