犬を飼っていれば、必ず訪れるのが発情期ですね。

これは動物を育てる以上、避けては通れないことです。

発情期になると、それまでとは違った行動を取るようになりますが、飼い主さんが、まだまだ子犬だと思って接していると戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

そこで、オス犬の発情期について、繁殖行動の特徴や、その対処法などを詳しくお話していきましょう。

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オス犬には発情期はない


一般的に、オス犬が単体で発情するということはありません。

あくまでも、発情しているメス犬が近くにいるときに、それに影響されて発情するというのがオス犬なのです。

ですが、逆に言うと発情しているメス犬さえいれば、いつでも交尾は可能です。

では、その交尾ができるようになるのはいつ頃からかというと、一般的には生後7~12ヶ月とされています。

ただし、小型犬の場合はやや早めで7~9ヶ月と言われていますので覚えておいてください。

また、寒い地域の犬よりも暖かい地域の犬のほうが成熟が早かったり、栄養状態の良い犬のほうが早く成熟したりなど、環境による差もあると言われています。

オス犬が発情するのは、メス犬のフェロモンの影響とされていますが、このフェロモンは、およそ2km四方に広がると言われていますので、必ずしもメス犬が近くにいなくてもオス犬が反応することはあります。

犬の発情期~オスの繁殖行動の特徴と対処法

オス犬の発情期特有の行動


オス犬が発情期に入ると、次のような行動が目立つようになります。

  • 落ち着きがなくなり必要以上にまとわりつく
  • マーキング行動をするようになる
  • 食欲が落ちてくる
  • 言うことを聞かなくなる

メスのことが気になって交尾をしたいという欲求のために、これらの行動を取るようになります。

特に、メス犬のフェロモンの匂いをキャッチすると脱走したがったり、また自分の存在を誇示するために他のオス犬と喧嘩をしたりなどといった行動も出てきます。

飼い主さんからすると、急に聞き分けがなくなったように感じるものですが、慌ててしまわないよう、これらの特徴をよく知っておきましょう。

マウンティングの意味


オス犬が、交尾のように腰を振る動きを『マウンティング』と呼びます。

このマウンティングは、犬に対してする場合と、人間に対してする場合とでは大きく意味が違ってきます。

犬に対してのマウンティングは、言うまでもなく性衝動によるもので、ときにはぬいぐるみに対しても行うことがあります。

これは、発情期に入っていれば仕方のないことといえるでしょう。

その一方、人間に対してのマウンティングは性衝動ではなく、「その人よりも優位に立ちたい」という欲求からくるものなのです。

つまり、主従関係がわかっていないという証となるわけですね。

ですから、もしも飼い主さんや、あるいはお客さんに対してマウンティングをするようであれば、しつけが上手くできていないということになります。

この場合は、すぐにマウンティングをやめさせて、人間のほうが上なんだということをキチンと教えるようにしましょう。

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発情期への対処法は


オス犬が性衝動を持つことは、動物である以上当然のことです。

ですから、これを抑えるには去勢手術をすることがもっとも効果的です。

もし、子どもを持たせるつもりがないのなら、早いうちに去勢手術をした方がいいでしょう。


終わりに


オス犬の発情期について、繁殖行動の特徴や、その対処法などをお話してきました。

犬が発情期を迎えること自体は自然なことですし、繁殖する上では必要なことでもあります。

ただ、もし子どもを持たせるつもりがないのであれば、性欲を持ったままで放置されることは、犬にとってもつらいことです。

大切な愛犬が過ごしやすくなるためにも、早い時期に去勢手術をすることも検討しておきましょう。

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