猫(に限ったことではありませんが)を飼っていると、避けて通れないのが発情期

これをどう考え、どう対処するのかは、飼い主さんにとって大きな問題だと思います。

動物なのですから、発情期が来れば繁殖活動をして子孫を残すというのが自然な姿ではありますが、人間社会の中で生きていくということを考えると、それがベストと言えるかどうかは疑問が残ります。

もちろん、安直に避妊さえすれば良いという話ではありませんが、現実的には手術が必要なことも多いでしょう。

ただ、猫の身体に大きな変化をもたらす手術であることは確かですから、一度、猫にとって避妊手術がどのようなものなのか、考えておくことは必要かもしれません。

ここでは、猫が発情期を迎えることと避妊手術について、お話をしていきたいと思います。

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避妊手術をしないという選択


「やはり、猫にとっては自然な生き方が一番いい」と考えて、避妊手術をしないという選択をすることもできます。

ただ、そうすると当たり前のことですが、子猫がたくさん生まれることになりますね。

その子たちを、キチンと育てられるのかどうか、これが一番のポイントになることは間違いないでしょう。

ある調査によると、殺処分されている猫は年間10万頭近くにも及ぶと言われています。

その中には野良猫も含まれていますが、飼猫として生まれたのに育てられず、捨てられた猫もかなりいることでしょう。

この現実を見ると、“自然な生き方”が果たして本当に猫にとって良いことなのか、考えざるを得ません。

生まれてきた子猫たちを育てられるめどが立たないのであれば、避妊手術をすることは必要なのではないでしょうか?

猫の発情期~避妊手術をするのは可哀想なこと?

一度は子どもを産ませてあげたい


「でも、せっかく子どもを生ませてあげることは産めるんだから、一度は産ませてあげたい」と考える飼い主さんもいらっしゃると思います。

ですが、これは残念ながら、人間の勝手かもしれません。

なぜなら、一度さかりがついてしまうと、その後に避妊手術をしても性欲を持つようになり、かえって猫を苦しめることにつながるとも言われているのです。

それならば、発情期を知らないうちに避妊手術をしてあげるほうが、猫にとっては幸せなことかもしれませんね。

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避妊手術の適切な時期は?


一般に“避妊手術”というのはメス猫に対してのもので、オス猫の場合は“去勢手術”ということになります。

まず、メスの避妊手術について見ていきましょう。

メス猫の場合、性的に成熟するのは早ければ生後3ヶ月くらいから、遅ければ生後9ヶ月くらいからだと言われています。

かなり幅がありますが、避妊手術自体は、なるべく早い時期に行うほうが良いでしょう。

「国際猫医療協会」というところでは、生後6ヶ月以内の避妊手術を推奨しています。

あまり早すぎると身体に負担がかかりますが、これには個体差もありますので、獣医さんと相談してベストな時期を決めるのが良いでしょう。

続いて、オスの去勢手術ですが、こちらも「国際猫医療協会」では生後6ヶ月以内を推奨しています。

オス猫が性的に成熟するのは、生後9~12ヶ月くらいと言われていますから、6ヶ月以内に去勢手術をすれば発情期を知らないで過ごせることになります。

終わりに


猫が発情期を迎えることと避妊手術についてお話してきましたが。

発情期を迎えるということは子どもが産めるということですが、人間と一緒に暮らしていく猫にとって、それが幸せかどうかは難しい問題です。

もちろん、人間が避妊手術という形で猫の生殖活動をコントロールするのは道義的に問題があるのかもしれません。

ですが、殺処分されてしまう猫の数を考えると、やはり避妊手術は必要ではないかと思われます。

最終的には飼い主さんの判断となりますが、ご自身にとって、そして愛する猫ちゃんにとって幸せだと思える選択をしてあげてください。

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