『良性発作性頭位めまい症』という病気をご存知でしょうか?

何やら難しそうな名前の病気ですが、もう少しシンプルに『良性頭位性めまい』と呼ばれることもあります。

簡単にいえば、頭を動かしたときに起こるめまいのことで、“良性”と名前がついているとおり、そこまで深刻なものではありません。

また、比較的多くの人が経験しているものでもあります。

とはいえ、不快な症状であることには代わりがありませんので、この良性発作性頭位めまい症になったときの治し方についてお話していきましょう。

まずは、良性発作性頭位めまい症がなぜ起きるのについて簡単に説明していきます。

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良性発作性頭位めまい症が起きる原因


良性発作性頭位めまい症は、内耳の中にある“後半規管”というものが刺激されることで起きるめまいです。

後半規管の中で“耳石”と呼ばれるカルシウムの粒子が、本来あるところから移動したときにめまいが起こってしまいます。

つまり、頭を動かすことで、この耳石が移動してしまうわけです。

ただ、頭を動かすと言っても、そんなに激しいものではなく、高いところにあるものを取ろうとして身体をのけぞらせたり、朝起きたときに寝返りをうったりなどの日常的な動きでめまいが起こることもあります。

良性発作性頭位めまい症は回転性のめまいですので、症状がひどい場合には、恐怖感を持つこともあるかもしれません。

良性発作性頭位めまい症の治し方~こんな風に対処しましょう

良性発作性頭位めまい症の治し方


良性発作性頭位めまい症は、しばらくじっとしていると治るケースもあるようです。

ただ、耳石が移動したことが原因でめまいが起きているわけですから、根本的にはこれを戻してあげないと商場も治まりません。

そこで、よく用いられているのが『エプリー法』という治療法です。

エプリー法は、頭を回転させるように動かすことで耳石の位置を元に戻すという手法ですが、これは自分で行うタイプのものではなく、熟練した医師に行ってもらうものです。

安易に行うと危険ですから、必ず病院で診察を受け、適切な形で行うようにしてください。

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9割以上の人が、このエプリー法で改善すると言われていますので、かなり効果の高い方法であることは間違いがありません。

エプリー法で効果が見られない場合には、投薬治療が行われることもあります。

と言っても、良性発作性頭位めまい症を根本的に治すような薬はありませんので、あくまでもめまいの症状を軽減させるというものです。

いわゆる“抗めまい薬”が中心となりますが、必要に応じて“脳循環改善薬”や“吐き気止め”などが処方されることもあるようです。

ごくまれに手術が必要なケースもあるようですが、そうなると良性発作性頭位めまい症なのかどうかについても改めて検証する必要があるかもしれません。

多くの場合は、上記のエプリー法で改善すると言われていますので、適切な処置を行ってくれる病院で診てもらうことが最善の方法と言えるでしょう。

終わりに


良性発作性頭位めまい症が起きる原因と、治し方についてご紹介してきました。

最初にもお話したとおり、良性という名がついてるほどですから、そこまで深刻なものではありません。

めまいが起きたときには、まず安静にして様子を見ましょう。

ただ、原因が耳石の移動ですから、ずっと安静にしていても治るというわけではありません。

もっとも効果的なのはエプリー法ですが、それ以外の運動療法のようなものが用いられるケースもあるようです。

いずれにしても、耳石を適切な位置に戻すことが必要ですので、これは個人で対処できるものではありません。

まずは病院へ行き、キチンと診察を受けたうえで適切な処置を施してもらうようにしましょう。

安直な対処は危険な場合もありますから、決して自分の判断で頭を振るなどの方法は試さないようにしてください。

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