指先がしびれるという症状は比較的よく見られるものですが、その原因は多くの場合、神経が圧迫されていることにあると言われています。

ただ、どの指がしびれているかによって、どこの神経が圧迫されているかは異なってきます。

薬指がしびれる場合、その原因として考えられるのは、主に3つ。手首の神経肘の神経、そして首の神経が圧迫されているケースが多いとされています。

それでは、具体的にどのような状態になると、薬指の指先がしびれるのか、詳しくお話していきましょう。

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手首の神経が圧迫されている場合


手首には、靭帯と骨に包まれた“手根管”と呼ばれる筒状のものがあり、その中には、指を動かすための腱と神経が通っています。

この部分の神経が圧迫されることで発症するのが『手根管症候群』。慢性的な指先のしびれや痛みといった症状が現れてきます。

最初は人差し指と中指がしびれるのですが、やがて薬指の親指側もしびれてくるようになります。

手根管症候群の場合、朝、起きたときに指先のしびれがひどいという特徴があるのですが、さらに症状が進むと夜中にしびれや痛みで目が覚めることもあるようです。

また、中年以降の女性に多く見られるということも、この手根管症候群の特徴と言えます。

指先がしびれる!薬指のしびれは何が原因?

肘の神経が圧迫されている場合


肘の内側には“肘部管”というものがあります。

この肘部管には、小指と薬指の感覚を支配する“尺骨神経”というものが通っているのですが、ここが圧迫されて発症するのが『肘部管症候群』と呼ばれるものです。

薬指がしびれる場合、もっとも可能性が高いのはこの肘部管症候群でしょう。

肘部管症候群の原因は、外傷や骨の変形とされていますが、肘を酷使するスポーツなどで発症するケースもあるようです。

また、リュウマチや長期の運転がキッカケとなる場合もあるようですので、なかなか原因を特定するのは難しいと言われています。

肘部管症候群は、50代の男性が発症するケースが多いようです。

首の神経が圧迫されている場合


これはいわゆる『頚椎椎間板ヘルニア』という症状ですね。

首の骨のあいだにある椎間板の内部が飛び出して、神経を圧迫している状態です。

ただ、この頚椎椎間板ヘルニアはすべての指先にしびれが現れるので、薬指だけがしびれている場合には可能性が低いと言えます。

しかし、スマートフォンやパソコンなどを長時間使っていると、首の骨がまっすぐになってしまうストレートネックという状態になり、これが頚椎椎間板ヘルニアの原因となります。

つまり現代人は、頚椎椎間板ヘルニアになる可能性は高いので、そこから指先がしびれるということも十分にあり得ることなのです。

ですから、普段から姿勢には注意しておくほうが良いでしょう。

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どのように対処すればいいのか?


薬指に限りませんが、指先がしびれるのは神経の圧迫が原因ですから、その圧迫を取り除いてあげることが必要です。

とはいえ、自分自身で適切な対処をすることは難しいですので、病院で医師の指示を仰ぐようにしましょう。

神経内科脳神経外科が担当科となります。

自己流の対処をすると、かえって悪化させてしまうことも考えられるので絶対に避けてください。

もし、自分でできることがあるとすれば、それは安静にすることだけです。

神経の圧迫をできるだけ避けるようにして、医師の指示に従うようにしましょう。

終わりに


薬指の指先がしびれる主な原因になると思われるものを3つご紹介してきました。

どれも神経の圧迫が原因ですが、その部位によって、しびれる場所も微妙に変わってきます。

薬指がしびれる場合、肘部管症候群の可能性がもっとも高いですが、手根管症候群頚椎椎間板ヘルニアの可能性がないわけではありませんので、慌てて判断しないよう注意しましょう。

基本的には医師の指示に従い、適切な処置を受けてください。

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